2022年12月14日水曜日

労作日記(2022.12.13) 【3年六甲クラス】

 12月13日(火)4限、3年生六甲クラスの労作です。

 

 今年最後の労作となりました。午前はザーザー雨の中の労作かと窓の外を見ていました。昼休みの4限のその瞬間まで、雨が降っていたのに4限のRクラスの労作が始まるというタイミングで雨がピタッとやみました。誰が晴れ人間だというくだりは毎度ありますが、今回は我がクラスのMさんが「私が走って労作教室に来たら、雨がやんだ」というので、クラスの皆で感謝を伝えました。

 

 今日の労作は、肥料蒔きです。1年間お世話になった労作畑に感謝しつつ、次の新3年生に引き継ぐためにも大切な作業です。とてもシンプルな労作ですが、毎回時間を忘れて作業してしまいます。労作を共にしている佐藤先生の「そろそろ終わりにしよう!」という声がけにもうこんな時間かと思うもの毎回のくだりです。雨上がりの雲の隙間から見える太陽の優しい日差しに癒されながら労作を終えました。週1回の労作の時間は、担任にとってクラスの生徒と協働できる幸せな時間です。コロナ化であり、寒くなってきたことで体調不良者も増えてきました。残りあと1回・・・。最後の労作は、全員がそろって労作できることを毎日の礼拝で祈りたいと思います。

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2022年11月28日月曜日

労作日記(2022.11.25) 【3年蔵王クラス】

 11月25日(金)2限、3年生蔵王クラスの労作です。

 

 秋の葉が燃えるような色をしながら落下していきます。重力の重さに身をゆだね、最後の輝きを放ちながら。葉は地面を埋め尽くし、地面に美しい模様を描きます。それは神からの見えないメッセージのようであり、しかしそれを解読する時は今ではないのかもしれません。

 そんな降り積もる秋の骸を埋めるための大穴を男子たちが掘っています。快活に、一心不乱に、会話を楽しみながら。3年生となって彼らの労作の様子は2年生の頃から全く違います。どんな作業にもやりがいと楽しさを見出す彼らは、とても逞しく育っているように感じます。掘っていくと、去年の先輩たちが埋めた枯葉が出てきました。一年の時間の経過に想いを馳せながら、先達を超えて掘り進めていきました。

 

 葬られるものがあれば、新しく生まれるものもあるのが秋。女子たちはこの秋に収穫した芋をサイズ別に選別し、販売用の袋に詰めていきます。女子に関しても、全く心配していません。きちんとコミュニケーションを取りながら、時に笑い、時にアドバイスし合い、多すぎず、少なすぎず、適当なサイズを選んでいきます。袋詰めした芋は放課後家庭向けに販売。瞬間的に売り切れました。

 

 蔵王クラスの労作日記はこれで最後。労作がよく出来るようになってきたな、と思うともう終わりなのです。一抹の寂しさを感じつつ、ここで培った労作精神を今後社会の中で発揮してほしいと願います。また彼らの成長には自然が教えてくれた厳しさ、恵みの豊かさ、そしてすべてを見守る神の存在がありました。リルケの「秋」という詩のように、神の手に優しく受け止められ、その見守りの中でこの3年間の労作を自然と共に行えたことを、心より感謝します。1125_ro00 1125_ro01 1125_ro02 1125_ro04 1125_ro05 1125_ro06 1125_ro07 1125_ro08 1125_ro09 1125_ro10 1125_ro12 1125_ro13 1125_ro14 1125_ro15 1125_ro16 1125_ro17 1125_ro18 1125_ro19 1125_ro20 1125_ro21 1125_ro22 1125_ro23 1125_ro24 1125_ro26 1125_ro27 1125_ro28



2022年11月18日金曜日

労作日記(2022.11.17) 【2年穂高クラス】

 11月17日(木)2限。今日の穂高クラスの労作は、玉ねぎの苗植えです。敬和生が作る玉ねぎは、無農薬。苦土石灰や菜種かすという肥料が施された畑に、約1200本の苗を植えました。草取りしやすいように、うね同士の間やクラス畑同士の間を十分にあけること・苗はテンプレートの交点に植えること・指で穴をあけ、植えたら指でつまんで植え穴をふさぐことなどなど。実際にやってみないとわからないことばかり。

 

 すっかり秋らしい天候になりました。仲間と取り組む労作は寒さなんて気になりません。玉ねぎたちも、穂高クラスのように元気いっぱい育っていってほしいものです!

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