2022年9月16日金曜日

労作日記(2022.9.15) 【3年富士クラス】

 9月15日(木)6限、3年富士クラスの労作です。

 雑草魂という言葉がある。踏まれても踏まれても倒れない。抜かれてもまた芽を出す。強く、逞しいイメージで使われる言葉であるが、実際に雑草に雑草魂を発揮されると、非常に困る。私は今年度、用務員さんの次に雑草と戦ってきた自負がある。授業や部活動でグラウンドを使用する関係で、グラウンド整備に力を入れてきた。整備用の車の後ろに鉄の器具をつけて引っ張り、力技で雑草を除去する方法である。空いた時間を使って、多い日は2時間くらい整備車に乗りっぱなしの時もあった。それでも広大なグラウンドの面積を網羅するには限界があり、次第にすくすく成長する雑草。そんな大人に成長した雑草は、抜けない、刈れない、気持ちは折れる。本家の雑草魂恐るべし。もう、自分ではどうしようもできない…。そんな、見事に雑草に敗れ果てた私の心を救ってくれたのが、富士クラスである。このクラスは今までどれくらいの草を抜いてきただろうか。「今日は草抜きです。」という担任の言葉に、嫌がるわけでもなく、喜ぶわけでもなく、淡々と移動し、狙いを決めては引っこ抜いていく。生徒の手は、確実に草の根っこを取らえ、次々に雑草の姿をあらわにしていった。もはやスペシャリストである。あれだけ整備車で苦戦した雑草が、面白いようになくなっていく。やはり最後は人の手なんだなぁ。

 

 今日も頼りになる生徒の姿を目の当たりにしてしまった。3年生、頼もしすぎるぞ!さて、来週も雑草にとって恐怖の時間にしてやろうかな。次回も着替えてグラウンド集合。

0915_ro00 0915_ro01 0915_ro02 0915_ro04 0915_ro06 0915_ro07 0915_ro08 0915_ro10