2022年9月9日金曜日

労作日記(2022.9.9) 【3年蔵王クラス】

 9月9日(金)2限、3年蔵王クラスの労作です。

 

 今日の労作はオープンスクール畑や花壇に生い茂り、我が世の春を謳歌する雑草たちに、人間社会の厳しさを教える一時間となった。

 

 「草が生える」という言葉が笑いを示す表現として最近散見されるが、状況はそんな言葉では収まりきらない「草生えまくり」の状態だった。廃墟マニアならば草が建物や畑が侵食される様子にノスタルジーも感じようが、ここは敬和学園高校。無心に草を抜きたい労作魂にいたずらに火を点けただけであった。解き放たれた蔵王の人々は疾きこと風の如く、侵掠すること火の如く、あっという間に雑草たちに襲い掛かり、その骸が山となった。諸行無常、兵どもが夢の跡、である。例年、動かざること山の如し、な人々もいるのだが、今回そんな人間はおらず、成長を感じるひと時であった。

 

 さて、手を動かしながらも同じぐらい口も動いて、常に楽しそうなのが蔵王の労作である。どんな作業も一緒にいる人たちによっていくらでも楽しくなる。その価値に気づくのはもっと後かもしれないが、共に在る時間を大切にして欲しいと心から願っている。

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