2024年6月3日月曜日

労作日記(2024.5.29) 【2年浅間クラス】

 5月29日(水)2限、2年生浅間クラスの労作です。

 クラス替えになり、何度目の労作になるのだろうか?なんだか他のクラスよりも労作の時間が多い気がするが、クラス担任としては、生徒と交わる貴重な時間になる。時間を共にし、作業を行うと、自然と笑顔も増えるものである。

 芋苗を植え、一週間がたった。今日は朝まで勢いよく雨が降っていたので、水やりの必要はない。雑草もまだ生えていないようで、崩れてしまった畝を労作係の生徒と直した。労作係とは、各委員会とは別に、労作の授業やいろんな場面でのお手伝いに積極的に手を貸してくれる生徒を集った、担任としてはとてもその存在に強められる生徒たちである。

 2年生になり、新しいクラスになってしばらくして、その趣旨を説明したのちに、クラスで労作係の生徒を集った。すると、数名の生徒の手がパッと上がった。想像していた通りのメンバーだ。その心意気の良さに、胸を熱くさせられる。彼らは決して、何かの能力に特化している生徒ではない。教室内でリーダーシップをとるわけでもなく、勉強も得意というわけではない。しかし、普段から何かを頼むとすぐに動いてくれる。そしてそれぞれが、誠実にその仕事を成し遂げようと努力してくれる。

 テストの点では評価できない、神様から与えられた資質を彼らは間違いなく持っている。そしてその与えられたタラントを間違いなく生かすことができている。そんな人の成長を見ることができるのも労作である。毎週のこの時間が待ち遠しい。共に学び共に育つのが敬和教育。これから暑くなる季節、生徒たちと一緒に汗だくになりながら労作を楽しもう。

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